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エコキュートのメンテナンス方法!セルフで行うやり方や頻度を解説

エコキュートのメンテナンスをしているイメージ

 

エコキュートは光熱費を抑えられる、環境に優しいといった観点から、近年注目を浴びている給湯機です。エコキュートの寿命は平均して10~15年程度と言われていますが、こまめなメンテナンスなど対応の仕方によってはそれ以上に長持ちする場合があります。本記事ではエコキュートを長持ちさせるためのメンテナンス方法について解説します。

この記事を読むための時間:3分

エコキュートのメンテナンスが必要な理由

エコキュートを使っていると、水道水中の不純物や浴槽のお湯の汚れなどがタンクや配管内に溜まり、不具合を引き起こすことがあります。そのため、長く使うためには定期的なメンテナンスが欠かせません。

エコキュートのメンテナンス方法

エコキュートのメンテナンス方法を部位ごとにご紹介します。

清掃

エコキュートは、各部位のこまめな清掃が給湯効率や寿命を保つことに繋がります。各部位の清掃方法をご紹介するので、定期的な掃除を心がけましょう。

貯水タンク内

貯水タンクはエコキュートで沸かしたお湯を貯めるための場所ですが、不純物やゴミが溜まりやすいため、掃除が欠かせません。以下の方法で1ヶ月に1回を目安に清掃を行いましょう。

 

  1. 給水止水栓を全て閉めて漏電遮断器を「切」に設定する
  2. 排水栓を開けて排水がきれいになるまで2分程待つ
  3. 排水が止まったら給水止水栓を開けてお湯を出す
  4. お湯が出たら逃し弁レバーを戻して漏電遮断器を「入」にする
  5. 混合水栓のお湯を開きお湯が出るのを確認する

給水口ストレーナー

給水口ストレーナーはタンクと配管を繋ぐ入り口であり、掃除を怠るとゴミが溜まってお湯の出が悪くなるため、注意が必要です。清掃の方法は以下の通りです。

 

  1. 給水止水栓を全て閉めて漏電遮断器を「切」に設定する
  2. 逃し弁レバーを上げて約1分放置する
  3. 給水口ストレーナーを外してブラシなどで汚れを取り除き、掃除後はストレーナーを戻す
  4. 給水止水栓を開いて水漏れの不具合が無いか確認する
  5. 逃し弁レバーを戻して漏電遮断器を「入」にする
  6. 混合水栓のお湯を開けてお湯が出ることをチェックする

浴槽フィルター

浴槽フィルターとは、浴槽内部に取り付けられた金具の奥にあるフィルターのことです。エコキュート本体の部品ではありませんが、浴槽フィルターの汚れはお湯の出が悪くなる原因になるため、1ヶ月に2回程度はブラシなどを使って掃除をするようにしましょう。

浴槽アダプター

エコキュートと浴槽をつなぐ配管およびアダプターは汚れが溜まりやすい場所です。エコキュートの種類によっては自動洗浄機能が搭載されたものもありますが、機械による洗浄には限界があるため、半年に1度は手動で掃除を行うようにしましょう。

動作確認・点検

日頃の清掃に加えて、年に2~3回は不具合がないか、各部位が正常に作動しているか動作確認をしましょう。

逃し弁

逃し弁はお湯を焚いた際に発生する膨張水を排出するための機関です。逃し弁の点検は湧き上げや沸き増しを行っていないタイミングで以下の方法で行いましょう。

 

  1. 逃し弁レバーを上げる
  2. 排水が正常に始まるか確認する
  3. 逃し弁レバーを元に戻す

漏電遮断器

漏電遮断器は、エコキュートが漏電した際に自動で電源をオフにするための装置です。もしも漏電遮断器が不具合で正常に働かなかった場合、家全体のブレーカーが落ちて上がらない状態になってしまうため、以下の方法で定期的に動作確認を行いましょう。

 

  1. 電源扉を開けて点検・テストボタンを押す
  2. 漏電遮断器が「切」になるか確認する
  3. 漏電遮断器を「入」に戻す

凍結防止ヒーター

外気温が大きく下がる冬は、エコキュートの配管が凍結するなどのトラブルが起きる可能性が高くなります。いきなりエコキュートが故障して慌てないように、冬が訪れる前に凍結防止ヒーターの電源を入れて、正常に作動するか確認しておきましょう。

水漏れ

本体や配管から水漏れしていないかもチェックしましょう。水漏れしている箇所が配管であれば、修理して使い続けることができますが、本体から水漏れしている場合は、寿命である可能性が高く、買い替えも視野に入れる必要があります。

エコキュートのメンテナンスは業者への依頼がおすすめ

エコキュートを長く使うためには日頃の清掃や点検などのメンテナンスが欠かせません。今回ご紹介した方法は簡単に行うことができるので、ぜひ実践してみてください。しかし、セルフメンテナンスだけでは清掃できない部分があります。また、素人では気づけない箇所の不調・不具合が発生している場合もあるため、1年に1度は専門の業者にメンテナンスを依頼することをおすすめします。

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